お参りの作法
Visitor Guide and Manners
本堂のお参り
-Manners to visit Shin Buddhist temple-
①山門で一礼
②本堂にの扉を開けて一礼
③靴を脱いで入堂(靴は下駄箱へ)
④消毒液で手を清める
⑤着席してご本尊様(阿弥陀様)を仰ぐ
⑥合掌し、お念仏唱える
⑦礼拝(頭を垂れてお辞儀)
⑧退堂時は扉の前でご本尊様に向かい一礼
⑨靴を履き退堂
⑩山門で一礼
※お参りの際にお鈴(リン)を鳴らす方がいますが、鳴らす必要はありません。お鈴は、読経の際に使うものですので、読経しない方は鳴らさないでください。
お墓参り~共同墓~
-Manners to visit communal grave-
①本堂をお参り
②お花を献花台に供える(任意)
③合掌し、お念仏を唱える
④礼拝(頭を垂れてお辞儀)
⑤お花を持って帰る(推奨)
※お花を水に入れないでください。花瓶やビニール袋、オアシスなどに水を入れてこっそり置いていく方が見受けられますが、腐敗した水が悪臭を放ったり、接触などにより他のお参りの方にかかるなどの被害がございます。ご自分が良かれと思っている行いで迷惑されている方がいます。約束を守り、利用者の皆さんが心地よくお参りできる環境を作ってまいりましょう。
※お花以外のお供え物はしないでください。年々減ってはいますが、お酒や線香、ロウソクなどをこっそり置いていく方がいらっしゃいます。鳥や動物が荒らしてしまったり、線香やロウソクに火をつけて行ってしまう方がいます。たくさんのお供え花や樹木に隣接するお墓ですので、火災につながる恐れがあります。実際にかつてボヤがありました。衛生面と安全面を考慮してのお願いになっていることをお心にとめておいてください。
お墓参り~個人墓地~
-Manners to visit private graves-
①本堂をお参り
②お墓掃除(墓石磨き、草取り等)
③お線香、ロウソクなどを供える
④合掌し、お念仏を唱える
⑤礼拝(頭を垂れてお辞儀)
⑥お線香、ロウソクの消火を行う
⑦全てのお供え物を持って帰る
※お参りの皆様がお供物を持って帰ってくださっているため、大変ありがたく思っております。それでも、隠すように置いて行かれる方々が少数いらっしゃいます。衛生面や安全面の問題が継続すると、寺だけでの墓地の管理が今以上の負担になってまいります。管理費を頂かずに運営しておりますのは、使用者やお参りの方々のご協力の賜物です。今後とも、引き続きご協力お願いいたします。
※個人墓地は永久寺に帰属し、個人の皆様に対して使用許可を出しているという墓地です。寺の敷地内は禁煙ですので、歩きたばこは当然ながら、タバコに火をつけて線香代わりのお供えもしてはいけません。
お仏壇
-Manners for Buddhist altar-
お仏壇は自宅の中にある小さなお寺です。多くの方は亡くなった方を偲ぶ場とされているかもしれません。このお仏壇というのはそれだけでなく、阿弥陀仏や亡くなった方々が諸仏として、私たちに何を願ったくださっているかに向き合う場所でございます。その願いに気づき、今いただいている人生を全うしてまいりましょう。
①お仏壇の前に座り、ご本尊様を仰ぐ
②ろうそくに火をつける
③お線香を香炉の大きさに合わせて折って火をつけ、火を左側にして灰に寝かせる
④親指と人差し指の2本で香をつまむ
⑤④でつまんだ香を2回に分けて焼香する
⑥合掌し、お念仏を唱える
⑦ご本尊様に向かい礼拝
※ロウソク、線香、焼香は、酸素療法が必要な状態や喘息などの健康状態に配慮し、無理に行わないようにしましょう。一番大事なのは形式ではなく「気持ち」です。